NM4の購入が10月だったのですぐ冬がやってきた。
エリミネーターより長時間/長距離走るようになり、寒さがより堪えるので防寒装備の充実を図った。
◆スクリーン
NM4は全体がカウルで覆われているが、スクリーンが低いので風からは首元までしか守ってくれない。つまり、首から上に走行風が直撃する。
ジェットヘルメットを主に使うこともあり、12月に入って気温一桁では寒すぎるのでまずスクリーン延長をしてみる。
純正交換タイプのハイスクリーンも売っているが、アマゾンの安い延長スクリーンで十分と3000円位のを買って取付け。
結果、風が当たってた部分が胸元→目元あたりになりました。
これならジェットヘルの無防備な顎部への走行風直撃が無くなるので全然違いますな。
高さと角度を立てれば登頂部あたりの風当たりになるが、見た目よろしくないので動かさないだろう。
◆ヘルメット
それまではジェットヘルLS2 COPTER(Lサイズ)を使っていたが、これは顔がめっちゃ寒かった。COPTERはベンチレーション性能が売りなだけあって夏用メットだと実感。
そこでシステムヘルメットも買ってみた。LS2 SCPOEというのが楽天で1.5万程度で買えた。
アライショーエイはLサイズがピッタリなのだが、これもLサイズでピッタリだった。
カタログ値1.65kgだが実測1.83kg。さすが海外メーカー、スペックが雑だ。
でもチンカーテンが付いており顔がとても暖かい。顔全体暖かく、ネックウォーマー無しでもアゴが全く寒くない。
VANSON ジャケット(首部分がタートルネックみたいになる)と組み合わせればネックウォーマーすら不要。
帽体が大きく、頭が大きく見えてかっこ悪いのだが暖かさはジェットヘルの比ではない。 どうせ冬は着ぶくれして『頭でかいデブ』スタイルになるのでシルエットは諦めよう。
◆手の防寒(ハンドルカバー)
ビルトインカウルのミラーが多少風を防いでくれるような気がしなくもない。 が、気のせいかもしれないレベルなので本気で手の防寒を考えてみた。
冬のバイクで何が辛いって手足の先が冷たいのが一番つらいからね。
NM4-02はグリップヒーター標準なのでエリミネーターよりは全然マシだけど、ウインターグローブすると手のひらは多少あったかくても手の甲や指は冷たい。
初めにクリアのナックルガードを付けてみた。 防風性能は期待通りあるが、なにせクリア越しでもミラーが全く見えない。なので撤去。
次に、コンパクトタイプのハンドルカバーならミラーにかかる部分も小さいだろうとコミネのコンパクトハンドウォーマー(2000円しない)を付けてみた。
これは、レバーは覆わないタイプなので一般的なハンドルカバーよりだいぶコンパクト。 右は良い感じ。ブレーキレバーに直接触れないので指も冷たくない。
·左はレバーが無いので使わない指の部分を折り返して縫った。
·全体的にコンパクトなだけにウインカー操作がしにくいので親指部にガッツリ穴をあけ、ウインカー操作は穴から指を出して操作するようにした。
·手を出し入れし安いように、フチ部分に大きな樹脂バンクリを沿わせて縫い付けた。
下の写真のように常時大きく口を開けているので手の出し入れは超スムーズ。(薄手グローブ限定)
ウインターグローブをすると手が入らないので薄手グローブをして走ってみると、走行風は防いでくれてグリップヒーターの温度もダイレクトに伝わるので良い感じ。
ミラーの視認性もさほど変化無し。
ただ、ガッツリ穴開けした左側は隙間風で右より寒い。右はポカポカ。
この辺もう少し何とか工夫したいが、とりあえず今シーズンはこれで行く事にする。
◆下半身の防寒ウェア
下半身は、このバイクのカウルだと足の内側しか防風効果がなく外側は無防備。 フォアードコントロールという事もあり足の裾から走行風入ってくるのでバイク用パンツで裾絞れるものでないと寒い(デニムとか寒い)
オプションで、『レッグデフレクター』なるものが売っていたようですが生産中止で中古でも出回っていない。
ここはウェアで凌ぐしかない。
・防寒パンツ
アップガレージ(中古屋)でラフ&ロードのデュアルテックGTパンツ RR7458LFを5000円(+送料1200円)で買うことが出来た。定価2.6万だそうだが届いたものはほぼ新品なので良い買い物であった。
サイズはBMというMのワイドなので中に厚手のインナーを履ける太さ。(LFはルーズフィットの略か?)
ハードタイプのニーシンガードとソフトウエストパット付き、防水仕様で開閉式ベンチレーション付きの3シーズンモデルなので重宝しそう。
ワークマンのスウェットに近い厚手インナーパンツを中に履くと、気温0~5度でも全く平気だった。
真冬のロンツーはこの装備に確定。
それほど寒くない時は薄手インナーパンツの上に、防寒デニム(EDWINのWILDFIRE)や革パンを使用する。 どちらも生地の防風は完璧で、気温5度以上なら十分使える。
・ブーツ/ソックス
靴は季節問わずアルファのバイク用ワークブーツを使っている。
サイドファスナーなので、少し隙間風が入ってきて冬には不向き。指がもげそうなほど冷える。
靴下の上からウエットスーツ生地のつま先カバーかオーバー靴下を履けばだいぶマシで指はもげそうにならない。
さらに爪先用ホッカイロを仕込めば足先もまったく冷たくない。
◆上半身の防寒ウェア
今まではアルパインスターズのウェアを使っていたが買い替え。
VANSONのナイロンジャケット 『3シーズン用2wayタイプ』、と『冬専用MA-1タイプ』 を買ってみた。
『3シーズン用2wayタイプ』
=中古で購入。防水透湿フィルム内蔵でインナーが外せる3シーズンモデル。インナーが分厚く暖かいので真冬でも平気だが、外すと一気にブカブカになる。
コマンドジャケットっぽい見た目だが背中のワンスターが目立つね。
外生地が柔らかく非常に着やすい。
『冬専用MA-1タイプ』
=防水透湿フィルム内蔵の中綿入り、中綿は取り外し不可で完全にウインター専用品。前ファスナーが2重になっており内側のファスナーは首元のリブと一緒に取り外し可能。首のリブが高く、チンカーテン付きヘルメットを被ればネックウォーマーすらいらない暖かさ。
腰部の裾が絞ってあるので油断するとずり上がって腰が寒くなるが、そこを気を付ければとても暖かい。冬用インナー+薄手ミドル+このアウター の3枚だけでも気温0度で寒さは感じない。
vanson Leathers = VS20115W NYLON JACKET =
L2Bタイプって言ってるが中綿入りなのでMA1に近いと思う。VANSONの文字が袖に無いのでバンソンのナイロンジャケとしては地味なほう・・・だがミリタリーっぽいウェアとしては全面刺繍とワッペンでよく見ると派手。
◆電熱グッズ
流行の電熱グッズも色々試してみた。
1,電熱ベスト その1(安物)
一番メジャーかな。アマゾンの3000円位のを試す。
とても暖かいが、厚みがあるのでバイクウェアの中に着るには着ぶくれ感がすごいのですぐ使わなくなった。
2,電熱ベスト その2 (薄いの)
着ぶくれしない薄手のを探して試す。ステルス電熱ベスト!!これも3000円位。ベルトで背に背負うプロテクターの様なタイプ。
暖かくなる面積が小さいので弱で使えば中華500010000mah(間違いでしたので修整)バッテリーでも8時間位使える。 とても薄く背負えば背がポカポカ。これで十分だ。
Mrhot M02 電熱ベスト https://amzn.asia/d/1d9lSng
ピチピチ革ジャンの中にも着れる。前向きに羽織れば胸側が暖かい。
このコンパクトさがとても便利。
3,電熱インナーパンツ
アマゾン6000円位のもの。ワークマンの厚手インナーより生地自体が分厚い。
完全に厚手のスウェット生地。絶対にインナーじゃないコレ。
でもラフ&ロードのデュアルテックGTパンツ RR7458LFはワイドサイズなのでこの電熱スウェットの上からでも履ける。
モモとヒザ/スネと尻に電熱があるが尻はまったく効果判らんので切っておく。 モモとヒザ/スネだけ弱で走ってみると気温0度でも暖かい。中にすると熱い。
寒くないのではなく温かい。
外気温が凍結レベルという事を忘れそうで少し怖いくらいだ。
·カッパ不要の防水アウターパンツで冷風をシャットアウトしている事。
·膝スネプロテクターで、風で冷やされたアウター生地が足に触れるのを防いでいる事。
·NM4の防風効果がモモと腰部分的には効いている事。
これらがあってこそ、この電熱パンツのぶ厚い生地の保温効果と電熱の発熱効果が100%活かせるのだろう。
モモとヒザ/スネだけ弱だと中華500010000mah(間違いでしたので修整)バッテリーで4~5時間、ankerの13000mhaなら10時間持つかな。長距離ツーリングはankerを使った方が良い。
操作ボタンが右腰前になるのだが、バイクに乗っているとボタンが服で押されてしまう時がある。
弱にしてたはずが強になってて走行中『あっ熱い!でも走行中は弱に出来ない!』と次のPAまで耐える事もしばしば・・・汗かくぞ。
1秒長押しで強弱変更、3秒長押しでオンオフとかにしてほしい。
完全装備だと氷点下の高速走行でも寒さで辛いとは感じない。
着ぶくれ感すごいけどね!!