雨ニモマケズ

なんとなく自転車やバイク(オートバイ)なんかの話をグダグダ書いてます。ホンダNM4再販を願います。

バイク用防寒装備(シーズン1)

NM4の購入が10月だったのですぐ冬がやってきた。

エリミネーターより長時間/長距離走るようになり、寒さがより堪えるので防寒装備の充実を図った。

 

◆スクリーン

NM4は全体がカウルで覆われているが、スクリーンが低いので風からは首元までしか守ってくれない。つまり、首から上に走行風が直撃する。

ジェットヘルメットを主に使うこともあり、12月に入って気温一桁では寒すぎるのでまずスクリーン延長をしてみる。

純正交換タイプのハイスクリーンも売っているが、アマゾンの安い延長スクリーンで十分と3000円位のを買って取付け。

結果、風が当たってた部分が胸元→目元あたりになりました。

これならジェットヘルの無防備な顎部への走行風直撃が無くなるので全然違いますな。

高さと角度を立てれば登頂部あたりの風当たりになるが、見た目よろしくないので動かさないだろう。

 

◆ヘルメット

それまではジェットヘルLS2 COPTER(Lサイズ)を使っていたが、これは顔がめっちゃ寒かった。COPTERはベンチレーション性能が売りなだけあって夏用メットだと実感。

 

そこでシステムヘルメットも買ってみた。LS2 SCPOEというのが楽天で1.5万程度で買えた。

アライショーエイはLサイズがピッタリなのだが、これもLサイズでピッタリだった。

 

カタログ値1.65kgだが実測1.83kg。さすが海外メーカー、スペックが雑だ。

でもチンカーテンが付いており顔がとても暖かい。顔全体暖かく、ネックウォーマー無しでもアゴが全く寒くない。

VANSON ジャケット(首部分がタートルネックみたいになる)と組み合わせればネックウォーマーすら不要。

帽体が大きく、頭が大きく見えてかっこ悪いのだが暖かさはジェットヘルの比ではない。 どうせ冬は着ぶくれして『頭でかいデブ』スタイルになるのでシルエットは諦めよう。

 

◆手の防寒(ハンドルカバー)

ビルトインカウルのミラーが多少風を防いでくれるような気がしなくもない。 が、気のせいかもしれないレベルなので本気で手の防寒を考えてみた。

冬のバイクで何が辛いって手足の先が冷たいのが一番つらいからね。

NM4-02はグリップヒーター標準なのでエリミネーターよりは全然マシだけど、ウインターグローブすると手のひらは多少あったかくても手の甲や指は冷たい。

 

初めにクリアのナックルガードを付けてみた。 防風性能は期待通りあるが、なにせクリア越しでもミラーが全く見えない。なので撤去。

 

次に、コンパクトタイプのハンドルカバーならミラーにかかる部分も小さいだろうとコミネのコンパクトハンドウォーマー(2000円しない)を付けてみた。

これは、レバーは覆わないタイプなので一般的なハンドルカバーよりだいぶコンパクト。 右は良い感じ。ブレーキレバーに直接触れないので指も冷たくない。

 

·左はレバーが無いので使わない指の部分を折り返して縫った

·全体的にコンパクトなだけにウインカー操作がしにくいので親指部にガッツリ穴をあけ、ウインカー操作は穴から指を出して操作するようにした。

·手を出し入れし安いように、フチ部分に大きな樹脂バンクリを沿わせて縫い付けた。

下の写真のように常時大きく口を開けているので手の出し入れは超スムーズ。(薄手グローブ限定)

 

ウインターグローブをすると手が入らないので薄手グローブをして走ってみると、走行風は防いでくれてグリップヒーターの温度もダイレクトに伝わるので良い感じ。

 

ミラーの視認性もさほど変化無し。

ただ、ガッツリ穴開けした左側は隙間風で右より寒い。右はポカポカ。

この辺もう少し何とか工夫したいが、とりあえず今シーズンはこれで行く事にする。

 

◆下半身の防寒ウェア

下半身は、このバイクのカウルだと足の内側しか防風効果がなく外側は無防備。 フォアードコントロールという事もあり足の裾から走行風入ってくるのでバイク用パンツで裾絞れるものでないと寒い(デニムとか寒い)

オプションで、『レッグデフレクター』なるものが売っていたようですが生産中止で中古でも出回っていない。

 

ここはウェアで凌ぐしかない。

 

・防寒パンツ

アップガレージ(中古屋)でラフ&ロードのデュアルテックGTパンツ RR7458LFを5000円(+送料1200円)で買うことが出来た。定価2.6万だそうだが届いたものはほぼ新品なので良い買い物であった。

サイズはBMというMのワイドなので中に厚手のインナーを履ける太さ。(LFはルーズフィットの略か?)

ハードタイプのニーシンガードとソフトウエストパット付き、防水仕様で開閉式ベンチレーション付きの3シーズンモデルなので重宝しそう。

ワークマンのスウェットに近い厚手インナーパンツを中に履くと、気温0~5度でも全く平気だった。

真冬のロンツーはこの装備に確定。

 

それほど寒くない時は薄手インナーパンツの上に、防寒デニム(EDWINのWILDFIRE)や革パンを使用する。 どちらも生地の防風は完璧で、気温5度以上なら十分使える。

 

・ブーツ/ソックス

靴は季節問わずアルファのバイク用ワークブーツを使っている。

サイドファスナーなので、少し隙間風が入ってきて冬には不向き。指がもげそうなほど冷える。

靴下の上からウエットスーツ生地のつま先カバーかオーバー靴下を履けばだいぶマシで指はもげそうにならない。

さらに爪先用ホッカイロを仕込めば足先もまったく冷たくない。

 

◆上半身の防寒ウェア

今まではアルパインスターズのウェアを使っていたが買い替え。

VANSONのナイロンジャケット 『3シーズン用2wayタイプ』、と『冬専用MA-1タイプ』 を買ってみた。

 

『3シーズン用2wayタイプ』

=中古で購入。防水透湿フィルム内蔵でインナーが外せる3シーズンモデル。インナーが分厚く暖かいので真冬でも平気だが、外すと一気にブカブカになる。

コマンドジャケットっぽい見た目だが背中のワンスターが目立つね。

外生地が柔らかく非常に着やすい。

 

『冬専用MA-1タイプ』

=防水透湿フィルム内蔵の中綿入り、中綿は取り外し不可で完全にウインター専用品。前ファスナーが2重になっており内側のファスナーは首元のリブと一緒に取り外し可能。首のリブが高く、チンカーテン付きヘルメットを被ればネックウォーマーすらいらない暖かさ。

腰部の裾が絞ってあるので油断するとずり上がって腰が寒くなるが、そこを気を付ければとても暖かい。冬用インナー+薄手ミドル+このアウター の3枚だけでも気温0度で寒さは感じない。

vanson Leathers = VS20115W NYLON JACKET =

VANSONL L2Bタイプ

L2Bタイプって言ってるが中綿入りなのでMA1に近いと思う。VANSONの文字が袖に無いのでバンソンのナイロンジャケとしては地味なほう・・・だがミリタリーっぽいウェアとしては全面刺繍とワッペンでよく見ると派手

 

◆電熱グッズ  

流行の電熱グッズも色々試してみた。

1,電熱ベスト その1(安物) 

一番メジャーかな。アマゾンの3000円位のを試す。

とても暖かいが、厚みがあるのでバイクウェアの中に着るには着ぶくれ感がすごいのですぐ使わなくなった。

 

2,電熱ベスト その2 (薄いの) 

着ぶくれしない薄手のを探して試す。ステルス電熱ベスト!!これも3000円位。ベルトで背に背負うプロテクターの様なタイプ。

暖かくなる面積が小さいので弱で使えば中華500010000mah(間違いでしたので修整)バッテリーでも8時間位使える。 とても薄く背負えば背がポカポカ。これで十分だ。   

Mrhot M02 電熱ベスト  https://amzn.asia/d/1d9lSng

ピチピチ革ジャンの中にも着れる。前向きに羽織れば胸側が暖かい。

このコンパクトさがとても便利。

 

3,電熱インナーパンツ  

アマゾン6000円位のもの。ワークマンの厚手インナーより生地自体が分厚い。

完全に厚手のスウェット生地。絶対にインナーじゃないコレ。

でもラフ&ロードのデュアルテックGTパンツ RR7458LFはワイドサイズなのでこの電熱スウェットの上からでも履ける。

モモとヒザ/スネと尻に電熱があるが尻はまったく効果判らんので切っておく。 モモとヒザ/スネだけ弱で走ってみると気温0度でも暖かい。中にすると熱い。 

寒くないのではなく温かい。

外気温が凍結レベルという事を忘れそうで少し怖いくらいだ。

 

·カッパ不要の防水アウターパンツで冷風をシャットアウトしている事。

·膝スネプロテクターで、風で冷やされたアウター生地が足に触れるのを防いでいる事。

·NM4の防風効果がモモと腰部分的には効いている事。

これらがあってこそ、この電熱パンツのぶ厚い生地の保温効果と電熱の発熱効果が100%活かせるのだろう。

 

モモとヒザ/スネだけ弱だと中華500010000mah(間違いでしたので修整)バッテリーで4~5時間、ankerの13000mhaなら10時間持つかな。長距離ツーリングはankerを使った方が良い。

操作ボタンが右腰前になるのだが、バイクに乗っているとボタンが服で押されてしまう時がある。

弱にしてたはずが強になってて走行中『あっ熱い!でも走行中は弱に出来ない!』と次のPAまで耐える事もしばしば・・・汗かくぞ。

1秒長押しで強弱変更、3秒長押しでオンオフとかにしてほしい。

 

 

完全装備だと氷点下の高速走行でも寒さで辛いとは感じない。

着ぶくれ感すごいけどね!!

NM4 インプレッション

やっと納車日になりバイク王へ。


なにぶんZ750以来久々の大型バイク。

車重は255kgと過去のバイク歴中最重量。

しかも初DCT。

そして絶対コケれないビルトインミラーカウル。

めちゃくちゃ緊張しての初乗りとなった・・・・

 

バイク王に伺うと、なんと6部山だった後輪も新品に交換してくれていた!

マジか!?リア200/50R17って3万~4万するんじゃ?

前後タイヤだけで納車整備費を超てしまうよ?

タイヤは前後ともダンロップのクルーザー用ラジアルタイヤ、エクセドラマックスフロント120/70R18、リア200/50R17。

バイク王侮ってたわ。スイマセン。

手続きを済ませ、さっそく納車となりました。

 

契約前にわかっていた改造部分はデイトナウイングキャリアが付いている事、社外スタンドエンドが付いている事、リムシールが貼ってある事のみ。

ETCとグリップヒーターが標準なのは嬉しい。

 

色はグレーと表示されていたがツヤ無しのシルバーっぽい。(マットビュレットシルバーというカラーオーダー版らしい)

色は白、赤、黄とかが目立ってカッコいいが、ただでさえ目立つ形なので色は地味目で丁度いいかと。

当然外装に傷も無くピカピカだ。


『絶対転ばないマン』になると誓い、いざ出発!!

 


DCTのおかげで拍子抜けするほど簡単に発進

手動で発信するよりスムーズ~。

アイドリングでクラッチ繋げて、回転が下がる前にアクセル開けて下がらなくしつつアクセル開度に合わせ加速する感じ。

上手い人がスムーズにスタートした時のようだ。これマニュアル車で毎回やれと言われても無理。

 

発進直後の大通りへの左折も難なく小回り。本当に車軸間距離1645mmのフロント18インチ?

250とはいえクルーザー(エリミネーター)乗ってたから苦労無く乗れるのか?腰で曲げるような感覚は一緒だが。
初めてエリミネーター250V乗った時はステップ位置から違和感の塊だった・・・

これはもっと足が前だがそこまでの違和感は無い。


車の流れに乗ると、少し回転数上がれば『カシャン、カシャン』とどんどんシフトアップし変速ショックは普通のマニュアル車より小さい。

しいて言えば、1↔2速は少しショックがあり、それ以上の変速は慣れれば変速に気が付かないかも。

 

アクセル離すとそのままのギアでそっとエンブレかかり、速度低下とともにシフトダウンしていき停車するとニュートラルになる。ナニコレ気持ち悪い。
もっと変速ショックがあるものかと思ってた。


これがホンダの実力か!!


少し慣れてきたのでアクセルを開け気味にしてみる。

背中(背もたれ)を押される加速がいい。

相変わらず低い回転でどんどんシフトアップするが、トルクがあり回転数上がるのが早い。

255kgの車重を軽々とグイグイ加速させていく。
3000回転程度でシフトアップするのだが、気持ち良いドコドコ感の回転数がずっと続く感覚。

スポーツモードもあるが今風バイクの走行モードと違い、エンジンセッティングやトラコン制御のモードではなくDCTの変速タイミング変えるだけのようだ。

スポーツモードを試してみると、フルスロットルだとレッドまで引っ張ってからシフトアップしてくれる。


SOHCって高回転まで回らないからパワーが出せない。(高回転でパワー出せないから回らないようにしている。とも言う)


代わりに低い回転数でも吹け上りが良いんだよね。一気に回転数上がる感じ。
レッドが6000回転と低いので、すぐそこまで吹け上がってしまう。

ギア比も全体的に低めのようだ。多分6速でレッド(6000回転ちょい)まで引っ張っても200km/h出ないだろう400ccバイク位のギア比。

同じ750でもZ750(マレーシア向け109馬力)はトップでレッド手前250km/h位のギア比で、回すと凄いけど低~中回転以下は400ccみたいなトルクと加速感で、それがむしろ乗りやすいと言われてた。


正直、54馬力車なので全く期待していなかった。
CB400より馬力が無くしかも重量255kg。相当モッサリを覚悟していたのだけどかなり予想外。

 

しかし、あらためて考えるとそりゃそうだよね。

 

NM4-02は54馬力/6250rpm、6.9㎏-m/4750rpm。車重255kg

CB400SFは56馬力/11000回転、4.0kg-m/9500回転。車重200kg

 

想像してみてほしい。

 

CB400SFに60kgの荷物を積んだとして、

倍近い最大トルクがアイドリングちょっとの回転数で出たら?

最大馬力が半分の回転数で出たら?

その回転数まで一瞬で拭け上がったら?

シフトアップを人間以上の速度で自動でやってくれたら?

しかもその操作はアクセルを捻るだけなら?

 


自動車と比較してみよう。

NA軽自動車の重量(通常800kg台)が3分の1だったら?

そのエンジンが低中回転トルク重視2気筒だったら?

ミッションが5速から6速になっていたら?

それが660cc→750ccにボアアップしてあったら?

 

ターボ無し軽自動車は遅いけど1/3の重量にしただけで結構な加速だろう。

少なくとも遅いとは感じないわな。

バックレストに背中を預けるアップライトなポジションなので余計加速感強く感じるし。

 

とはいえ、リッターオーバーのモンスターマシンとは到底比べれるレベルではない。

あれは市販してるのが不思議なレベルのモンスターだし。

 

そのモンスターマシンを所有したとしても、フルスロットル/最大馬力発生回転まで回して走ると何キロ出てしまうのか?

(そもそもトルコン無しでは自分はフルスロットルすら不可能)

 

そのNM4とは到底比べられない加速をする機会が、1度のツーリングの中で何度あるだろうか。

バイクを買ってから手放すまでその機会は何回あるのだろうか。

(頻繁にやったら免許すぐ無くなるんじゃ・・・)

 

それがコイツは変速不要でアクセルを捻るだけで『全然余裕っす』という雰囲気で全開加速出来る

スクーターはスタートが早いという人がいる理由が判ったわ。ゼロ発進が常時全開走行だからだ。


ただしそれも100km/hちょっとの速度まで。

さすがにそれ以上の速度域は高回転/高出力DOHC車の加速とは比較にならぬ。いや腐っても大型だから遅くはないよ。CB400SFの全開加速と同じような加速になる感じ。


つまり、法定速度内なら大型バイクとして不足ないどころか予想以上の加速感がある


これで燃費も良いのだから最高じゃないっすかね。

 

 


良い点と悪い点をまとめてみよう。

 

◆良い点
圧倒的スタイルのインパク。(サイドカー付きやカンナムスパイダーには負ける)
足つき最強。シート高650mm!!!!
・サイドスタンドからの引き起こしが軽量400cc並の軽さ。(255kgもあるのに)
ポジションが超楽。前に投げ出す足と背もたれは自動車のポジションに近い。ステップボードの楽さを実感。
すごい低中回転トルク。発進直後から最高トルク出てる感じ。
エンスト知らずのDCTはシフトチェンジ不要で渋滞も楽。6速マニュアルだとは判るのに自動変速。(手動操作も可能)
・車軸間距離1645mmと思えない素直で軽快なハンドリング
・走り方次第で超高燃費。80km/h弱で走り続ければ平地無風なら35km/Lを超える。※ただしスポーツモードで街中キビキビ走り回ると15km/L程度・・・

 

◆悪い点
燃料警告灯が不親切。しかも燃料表示が超適当。←最大の欠点。
・長時間乗りたいのにシート固くて尻が死ぬ
・取り回し押し引きは255kgは重い。(その機会は少ないが)
タンク小さい(11L)。せめてX-ADV並の13L欲しかった。(燃費は良いのに勿体ない)
浅いバンク角(ネイキッドやスポーツバイクと比較するとかなり浅い)調子に乗るとすぐステップボード擦る。実はステップボード車にしては恐ろしく深いバンク角なのでは?とも思うが。

 

燃料警告灯は燃費のインプレで詳細書く。ここで書くと長すぎる。

シートは何とかしよう。
重いのは高速走行時にはメリットにもなるからいいや。
タンク容量は燃費と帳消しでそこそこの航続距離になる。
バンク角は期待以上ではある。エリミネーター250vよりは深いかな。でもすぐステップ擦っちゃうけども。


突出した性能が

『SSはオンロードの運動性』

『アドベンチャーはオンオフ両用&長距離』

ならばNM4は『スタイルインパクト、爆低速トルク+DCTの公道快適性、シート低さ&楽な乗車ポジション』
それ以外は劣る部分こそあれど、そこそこ期待以上のレベル。

一見とても癖が強そうなのに、乗ってみると『素直で超快適なスポーツクルーザー』というギャップがとても良いバイクでした。

 

◆以下参考

・乗り心地
リアサス突き上げ感大きく乗り心地悪い。でもシート高低いクルーザーだし普通かな。(ローダウンサス付けたエリミの方がはるかに乗り心地悪い)。

 

・ブレーキ
前後ブレーキが弱いともいうけどエリミと比較以下略。

ABSも付いてるしロックする程度に効くから不便は感じない。そりゃ欲を言えばダブルディスクでカッチリ感大きいブレーキや、せめてブレンボのラジアルマウント・・・と思うが、不便を感じない時点でまあいいか。サーキットでも走れば不足感じるだろうがその機会は無いだろうし。

 

・収納
 リアパニア=狭いけどレインウェア上下/ブーツカバー/レイングローブ/積載ネットを片側に入れておく程度は可能。
もう片側には携帯簡易工具とジャンプスターター(バッテリーあがるとDCTは押しがけ不可なので)を積みっ放し。

 前左小物入れ=ETCがあるのでほぼ何も入らない。シガーソケットのUSBアダプタ/スマホ用USBケーブル/ヘルメット袋(三角停止表示付き)で一杯。

  右前小物入れ=そこそこ大きいが、帽子と500mlペットボトルに加え、停車時にグローブ入れるとパンパン。
信号待ちでパカッと開けてペットボトルが取れるからドリンクホルダーいらないのでかなり重宝している。

購入!!!=ホンダ NM4 VULTUS(ウルトゥス) 2021年9月頭

週末バイク屋巡り(冷やかし)中にそいつに出会った。

ホンダ NM4-02 VULTUS(ウルトゥス)


『そういやそんなバイク雑誌で見たような・・・』程度には知っていたが、バイクが並んでいる中にあればばまず最初に目を引くデザイン。

今思えばNM4の隣にCTX700とインテグラ700が並んで売ってたような・・・偶然としたらすごい確率・・・

で、CTX700/インテグラにも惹かれるものはありつつ断トツ一番に跨ってみたのがNM4だった。


まず感じるのがシートの低さ。
アンコ抜きエリミ250Vより低い。(さすがに50mmローダウンしたエリミ250Vよりは高いが)

そして引き起こしの軽さ。サイドスタンドから車体を立てるのにエリミ250とあまり変わらない感覚。
(NM4-02の重量はBOLT950と同じ255kg程度なのにBOLTは超絶重かった)
230kg程度のW800やハーレーストリート750より軽く起こせる不思議な感覚。

ただしサイドスタンド以上に車体を傾けてみたり、車体を前後に取り廻すのはさすがに255kgなのでズッシリ感大きい)

 

ミッションはDCT(デュアルクラッチトランスミッション)で、6段ミッションながら自動変速(実質6速オートマ)。左手のスイッチで手動変速も可能。クラッチレバーは無し。
そしてパーキングブレーキがある。大きな轍の上でも登坂下り坂で停車しても安心だ。

 

ここで気が付いた。

超絶低いシート。軽い引き起こし。DCTでエンスト知らず。信号待ちではパーキングで坂道停車も苦にならない。

『これ足つき良いレベルを超えて立ちゴケする気が全くしない。皆無。』


大型(水冷ツイン750cc)のパワーを持ちつつ立ちごけ不安無し。
こんな大型バイクがあるとは・・・

 

 

とりあえず店には検討すると伝え帰宅し情報収集開始。

あわてると、もっといい玉とか、もっと安いのとか、知らない欠点を見つけて後悔。というのが法則だし。
(今はコロナ渦で中古バイク相場が高沸しており、中古を買うべき時ではないらしいので余計慎重に進める)

跨った時点でNM4しか購入候補では無くなっている。

NM4を買うか買わないかを考えるのではなく、この個体を買う理由を裏付けるのだ。


◆調査結果
・生産=2014~2019(現在生産中止)、NM4-02は新車価格116万(カラーオーダーは120万)
・グレード=NM4-01と02があり、02はリアサイドパニア付き/ETC/グリップヒーター標準。ミッションはDCTのみ。
・モデルチェンジ=2014~2016(前期)と2016~2019(後期)でマフラー形状変更/DCT制御変更のマイナーチェンジあり。今回のは2017の後期型。
・相場=前期が60~100、/後期が70~110万、前期後期や年式より走行距離の影響が大きい。不人気車ゆえコロナ前後で相場変動無い模様(2021/10月時点では)。Gooバイクで常時10台程度であり中古玉数少なく前期比率高い。
・エンジン=NC750という教習車によく使われている車種がベース。大型のカブと呼ばれるほど高燃費で丈夫らしい。

 

---2022/11/26追加---

上記相場が1年経ったら

01=75~100万円

02=85~105万円

になってました。後期は有るか無いかという感じ。

コロナめ····

 


・スペック=水冷パラツイン750cc。54PS/6250rpm、6.9㎏-m/4750rpm。空冷並に低い馬力だが異常な程の低回転型エンジン。重量は01が245kg/02が255kg。バルカンSやレブル1100と比べると重いが、BOLTやハーレー883と同じと思えばミドルクルーザー的には普通。

リアタイヤ200/50R17って太すぎやろ。
・DCTミッション=DN01/CTX/NC750X/X-ADV、最近はゴールドウイング/アフリカツイン/レブル1100にも使われており、NM4はNC750X/X-ADVと全く一緒のエンジンミッションらしい。壊れると走れず修理代高く大変らしい。
・航続距離=タンク容量11Lでモード燃費時の航続距離は290km。(WMTCモード値=26.4km/L、60km/h走行時38km/L)さすが高燃費エンジンだけあって大型としては異常に燃費良い。

大型バイクでこれ以上の燃費は同じNCシリーズか、V-Strorm650やMT-07くらいだがどちらもはるかに軽量で700cc以下。250kg以上あってこの燃費は称賛。

 

タンク容量11L(少な!)だがインプレ見ると高速ゆったり走行は30km/L以上走るらしいから無給油実家帰省の片道300km弱は余裕で行けそう。

 

◆調査結果による個人的総評
・跨った感想=堂々とゆったり走りたいポジション。足つき最高。背もたれ最高。ステップボードが楽そう。車重が苦にならない。
・スペック面

基本、制限速度を守る自分にとって54馬力(低馬力)はデメリットにならずトルク6.9kgあれば十分。(車重が重い分加速悪そうではあるが)
 ※タンク容量はもう少し(せめてメットインのNC750並13L)欲しいが・・・
・見た目=ネオクラシックブームの中、対極に位置する唯一無二の形が良い。

・世間の評価

 バイク詳しい人=『派手なハリボテ低馬力車』or『外見重視レアバイク』

 バイク詳しくない人=『最新の海外バイク?スクーター?』

と2極化する。但しこのデザインが嵌る人にとっては比較対象が無いバイク。

・金額=全体的に中古玉少なくて相場掴みにくい。前期でも2000km走行車が100万近かったりする。後期に絞るともっと少ない。今回の車両の同年式/同走行だと85~90万があるので車両78万って格安かも?

 

もうコレ買わない理由が無いので翌日朝一で買いに行きましたよ。

 

『これ包んでください。カード一括で!』


冗談だったのにカード払いは出来ました・・・やったぜポイント1%ゲット!!


NM4-02 2017年式(後期) 走行13000km 車検2022/6月まで、車両価格78万円、総支払額88万円。
(北海道から来た車両だそうだ)

 

車検付きの割に総支払額が高いのは、納車前点検費用5万5千円、登録代行費用3万弱、ETC付きは上乗せ1.1万円だから。

 

純正でETC標準なのにETC費用1.1万円上乗せとか理解不能だが、バイク王ルールという事なので社員さんに文句言っても意味ないからそこは飲む。

 

登録代行費用も多少高い気はするが、バイク屋も商売なので黙って飲む。

 

納車前点検5.5万円は高いと感じ、契約前に一部消耗品の新品交換を条件付けた(前輪/バッテリー/油脂類/フィルタ類/チェ-ン)。これで実質4万程度の部品代としてカバー出来る見込み。

さすがに後輪は6部山位残ってるので変えてくれとは言えなかった。200/50R17って高そうだし。何でハヤブサより太いねん・・・

 

 

バイク王で購入したのは相場価格だけではなく保障期間が長かったから。

普通のバイクならともかく、DCTは壊れると修理が高い!NM4のメーターは壊れると10万!とかいう話をネットで見ると、出来るだけ長い保障が欲しいです。

 


バイク王保障   7年落ち以内/2万km未満=Cタイプ保障となり最長3年保証

最長・・・というのは、『総走行距離が3万を超えた年』で保障終了となるからしい。

1年目の点検時(2回目の6か月点検)に総走行距離3万km超えてたら保障終了。(結果1年保証になる)

2年目の点検時(4回目の6か月点検)に総走行距離3万km超えてたら保障終了(結果2年保証になる)。

2年目の点検時(4回目の6か月点検)で総走行距離2万9999km以内なら最長の3年保証になる。

と、年単位で3万キロ以内が保障条件とか。

 

今回の場合、13000km走行車なので丸2年で残り17000kmを走らなければ3年保証になるし、1年目の点検時点で3万km以上走ってれば1年保証になってしまう。

まあ年間17000kmは走らないから多分2年保障、よほど走らなければ3年かも。という所でしょうな。

 

ただ、この保障は条件があります。

『納車3か月目と、購入から6か月毎にバイク王で点検(車検タイミングは車検で可)を受ける事』です。もちろん有料。

 

なので、バイク王パートナーズパック(新車購入時のメンテパックの様なもの)に入る方が得。

パートナーズパック料金

点検も車検もオイル交換も自分でやる。という人はその方が安いでしょうが、保障の条件で初回3か月/定期6か月点検がある以上、その時に行うオイル交換料金をバイク王に払わなければなりません。

 

6か月点検費用だけでも1回7千円掛かるとして2年間で計3回=2.1万円。

だったら追加で2.3万円(合計4.4万円)払ってパートナーズパックに入り、6か月点検&オイル交換&車検整備/代行もやってもらう方が得ですよね。(6か月点検毎に必ずオイル交換はするそうです)
自分でやれば手数料は0円ですが、オイル代は絶対かかりますから。
ちなみに交換に使用するオイルはメーカー純正ではなくモチュールだそうです。(NM4の純正ってホンダ最安G1なんだけど・・・贅沢だな)

 

①初回3か月/毎回6か月点検無料(交換部品代は有料)
②車検整備/代行費用無料(オイル以外の交換した部品代/自賠責/税金等は当然有料)

③修理時などの工賃半額(何かしら修理頼んだ場合。部品代はもちろん有料)

 

難点は、現在のバイクブームでとても忙しいらしく車検に2~3週間バイク預かりになる事。3/6か月点検は予約すれば1~3時間で終わるから良いんですがね。

 

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2023/9/28 追記

インフレの余波でパートナーズパック値上げになってた!

2年=44000円→54000円=+10000円アップ

4年=79000円→90000円=+11000円アップ

 

ちなみに、2年で初めて切れる時に2年延長も出来る。

が、その時は2年と4年の差額でなくまた2年の料金(高い方)だった。

くっ、初めに4年にしとけば79000円だったのに・・・

44000円(旧2年料金)+54000円(新2年料金)で計98000円か。旧4年料金79000円と比べて19000円損した気分・・・・・

 

ま、まあ納車1年で事故で廃車にでもしたら2年と4年の差35000円無駄になった訳だからリスク回避の料金と考えよう!!

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納車まで1か月かかるので、それまでに駐輪場確保せねば。
と思っていたら、マンションの駐輪場で一番広い場所が空いているので借りる事にした。

ちなみにうちのマンション駐輪場料金は、
①原付(屋根付き)=1500円/月
②中大型(屋根付き。幅1.1mx奥行き2.2m)=2000円/月・・・エリミはここ
③3面壁&屋根3/4付きで広い(幅1.45m奥行き2.7m)=3000円/月・・・新規で借りたのはここ。階段下なので全面屋根付きでない所だけネック。

 

NM4はミラー幅が935mmなので、②はサイドスタンドで止めると幅が足りぬ・・・
直立スタンド使えばいいんだがハンドルロック掛けれないのが不安・・・
(もちろん前後輪バイクカバーごとロックはするんだけども)

 

エリミは誰かに譲ろうかと思ったが、駐輪場が2台分借りれた事で暫く2台体制で行く事に。

 

◆維持費(駐輪/保険)

エリミネーター250V=3300円/月(保険1300円+駐輪場2000円)

・NM4=4700円/月(保険1700円+駐輪場3000円)

 

任意保険と駐輪場で2台分8000円/月。ほぼ乗らない車を処分してしまったので浮いた駐車場代より全然安い。

 

と言う訳で契約から1か月後に納車を迎える事になる。

12番機 BMC GF02フラットバー化&フロントシングル化(3年前くらいの話) インプレ

BMC GF02が予想より重ったるくてロードバイクのように軽快に走る・・・という用途にはあまり向いていないようだったので、多少良い乗り心地を期待してコルナゴ ワールドカップに加え通勤用とする事に。

BMC GF-02 改良前

 

コンセプトは『気楽に乗れるチョイのりバイク』

条件
・フラットバーは譲れません。
・フラットバーにするなら油圧ディスクブレーキだよね。
・フロントシングルも試したい。

さっそくフラットバーハンドルやそれ用リアシフター、フロントシングル用チェーンリングを集めて組みます。
さすがに油圧ディスクブレーキは弄ったことが無いので、取り合えずケーブル引きディスクブレーキで組み、後日近所の自転車やでデオーレの油圧レバーとキャリパー注文し組んでもらいます。

 

BMC GF-02 フラットバー&フロントシングル

ホイールはWiggle製のPrime pro discです。
4万円ちょいのお値段なのに重量1470g(実測)でリム重量400g伐るという超ハイコスパホイールです。
CXD4より150g位軽いな。センターロックなんでブレーキディスクがその分重めなんだがトータルで十分軽い。

トータル重量は8kg切って7.8kg程度。コルナゴワールドカップより1kg近く軽い・・・
さすがフラットバー+フロントシングル。ディスクブレーキでタイヤが25cゲータースキンなのに軽いね。

仕様表

◆インプレ
これは良いぞう。
駆動系はさほど変えてない。というよりフロントシングル化でギア数少なくなってるけど、フロント歯数40は街乗りにピッタリ。
ロードバイクだと、コンパクトクランクのインナーとアウターの中間で、ポタリングでインナーかアウターか悩む所ドンピシャ中間。

リアが11-28と気持ちローよりにしたので、坂道も比較的に苦しくて乗れない程ではない。
そりゃそうか。前40x後28って一昔前の乙女ギア。この車重で苦しむはずがない。
リアを30とか32とかにも出来るようリアディレーラーをGS付けちゃったんだけどRD6800-SSにしとけばよかった。ここだけ激しく後悔。GSが少しモッサリ感あるんだよねえ。

油圧ディスクブレーキは素晴らしい。
ほぼオートバイの油圧ブレーキを小さくした感じ。キッチリ感がすごい。操作性も制動力も文句なし。
未だにキャリパーブレーキロードバイクに乗ってるのが時代遅れに感じる。

 

ただ、キャリパー/パッド/ディスクの組み合わせか雨の日のブレーキが爆音。
自分が感じる法則性は下記。

①メタルパッドは鳴きやすい。レジンパッドは鳴きにくい。
②剛性弱いブレーキディスクは鳴きやすい。剛性高いと鳴きにくい。

ブレーキディスクがロードバイク用の軽量タイプで、さらにメタルパッドだと超爆音。
↑をレジンパッドにすると音量がかなり低くなる。
↑をさらにMTB用の厚くて重いものにすると雨でも無音になる。

 

◆後日談

レジンパッド+フロントホイールをコルナゴ純正アルテミス(鉄下駄)にしてMTB用の重めブレーキディスクにしたら雨でも鳴かない仕様になった。
コルナゴワールドカップに不満があるわけではないけども、乗り心地が多少良いのと油圧ディスクの快適さ、フロントシングルの気楽さで超快適通勤車両になりました。


GF02フレーム 購入→組立(3年前くらいの話)

通勤にコルナゴ ワールドカップを使っているが、これがすこぶる調子いい。

決して軽くない・・・むしろ重量級の車体なのに走ると軽く感じるので気持ちいい。

ただし、唯一25c履かせたバイクなのに乗り心地が激悪。ここなんとかしたいなと思い

購入時に候補に挙がったビアンキのZURIGOやBMCのGFシリーズがフレームセットで安く出てたりしないかなと日々過ごしていたら・・・

BMC GF02 disc フレームセット見つけました現在価格3万円台だけど即決5万6千円→速攻で落札!

BMC GF-02 フレームセット

キャリパーブレーキのGF02は1200g以下らしいがこれはサイズ48でフレーム1450gあった。
2013モデルらしく初期のディスクブレーキ車だがら、そりゃ重くても仕方なしかな。フォーク422g,シートポスト202gはそこそこ軽い。
このモデル、なんと2012~2017も販売している長寿命車だ。
グランフォンドというロングライドメインの名前なのにヘッドチューブ110mmしかなく、チェーンステーは太いタイヤもはけるように425mmもある。
今風のグラベルロードはヘッドチューブ長くしてアップライトに、チェーンステーは短めで反応良く。というのが多い気がする。


パーツは結構手持ちがある。
ディスクブレーキキャリパー(BB5x2、アシマPCDx1)、BB6700、クランク(FC6750)、ペダル(LOOK QUARTZ とブレード2)、
FD(FD6800)(FDはGAN-SをFD-R8000に替えたので外したFD6800があった)、ステム、サドル、シフター(ST9001)。

しかもシフターは型遅れとはいえデュラの新品。数か月前にwiggle覘いていて、3万円ポッキリだったので反射的にポチッた奴。
どうも転売してすぐ売れてプラスになるものは買ってしまう病気が治らない。きっと不治の病だろう。

足りないのは
①ハンドル・・・ステムに合わせKALLOY_UNOを購入。
②RD・・・RD-6800新規購入。
③チェーン・・・105グレードのN-HG601 11S 新規購入。

合わせても1万円しない。


GF02を少しずつ組み始めると早速トラブル発生。

リアブレーキに、手持ちのブレーキキャリパーが(Avid BB5もashima PCDも)付けられない。
取付部のキャリパーを避ける形状が小さすぎて、キャリパーが干渉してしまう。
GF02にアシマのPCD付けてるショップの記事があったので付くとばかり思ってたが、よく見るとその記事も干渉部が見えない角度で写真に写ってる。
仕方なくフレーム側、キャリパー側双方の干渉部削ってashima pcdを付ける。

ASHIMA PCD



他のパーツは特に問題なくあっさり完成。リアのシフトとブレーキケーブルがフルアウターって初めてだな。

GF02

でデュラシフターにアルテクランク使ってべダル抜き8kg切らないかー。


フレームの重さとディスクブレーキの重さが効いてるね。

仕様表

ホイールセットは通勤用ワールドカップのそのまま履かせていざ試乗!!

うーん。なんだか重いぞ。ワールドカップよりは500g近く軽いはずが、ペダルを踏んだ軽さが無い。
しかも期待してたほど乗り心地良くないし。ワールドカップよりはマシな程度。
チェーンステー激細とはいえアルミはアルミ。カーボンフレームには叶わないな。GAN-Sの方が全然乗り心地いい。
ハンドルがクイック・・・というかフラつき感大きい。最少48サイズゆえのヘッド角70.5度が効いてるか?

基本設計の古さか、全体的に最近のモデルより劣るような。
サイズ的にはジャストフィットなので扱いやすくはある。

思ったより感動が無い。
良ければワールフドカップと入れ替えようかと思ってたがどうしよう。

エリミネーター 250/400/250v

自分がバイクの免許取ったのはもう30年前。
当時レプリカブームでしたがGPZ400とかも人気でしたね。まだRZ250とか普通に走ってました。
初めてのバイクはZXR250でしたが、関東の街中走るのには向かず乗り換えたのがエリミネーター250seでした。

エリミネイト(ELIMINATE)=排除/廃絶/抹殺
から来ている名称の通り馬力のあるエンジンを積んだシリーズです。

■バイク歴
TZR50(兄のを勝手に乗ってた)→ZXR250→エリミ250Se→GPX250R→エリミ400se→ゼファー→ザンザス→Z750→エリミ250v

初めての400もエリミネーターだったのでエリミネーターには思い入れが強いです。
エリミネーター250フルモデルチェンジの時は東京モーターショーへ言って写真撮りまくったくらい。


それまでのエリミネーター250はGPX250のパラレルツインエンジンの馬力を抑え(45→40馬力)車体が低くコンパクトで軽量な車体からドラッグレーサーレプリカとも呼ばれていました。
45馬力全盛だったので、軽くシート低く意外とパワフルで雑誌ではエントリー女子お勧めと言われてたり(どんなスパルタン女子だよ)。

アメリカンのジャンルでありながら、他アメリカンの空冷ツインとは比較にならない40馬力のハイパワー。低いから足付き抜群。装備重量140kgちょいという軽さ↓



それが250vは当時流行だったアメリカンクルーザー(マグナ250パクリと言われたり)の形になり、大きく重くなったので賛否分かれる評価でした。
旧エリミ乗りからは「ニンジャエンジンベースじゃないとエリミネーターじゃない」とか、見た目がドラッグレーサーじゃなくクルーザーだからエリミネーターじゃないとか散々でしたね。




しかしカワサキ初の250Vツインエンジン、しかもVTに対抗して開発していたという水冷ショートストローク高回転型と聞いて盛り上がったものです。(いやDS250とかも好きですよ。カッコいいし軽くて燃費良くて一台ほしいくらい)
馬力こそ40馬力→38馬力になりましたが、エリミネーターの名を冠するバイクが名前倒れなはずがない!と。

当時は貧乏だったので新車で買えるはずもなく、10年以上たち中古で安くなったエリミネーター250vを購入したのが10年くらい前です。
その前に乗ってたz750が100馬力超え(後輪実測)で、楽しい領域で走るとすぐ免許が無くなってしまうようなパワーを持て余していたのもあります。↓

Z750

購入時はアメリカンブームは去りだいぶ安かったです。

↑装備重量186kgと重めですが車体が低いのでさほど重さは感じません。
ステップ位置は過去のエリミはネイキッドバイクに近かったのですが、これは完全にクルーザーのミッドコントロール。初乗りにフルフェイス被ってたらステップが探せませんでした(思ったより前過ぎて)。
タンク容量13Lで燃費は17~23km/L。まあ200km前後でリザーブ(残り3L)な感じ。250クルーザーとしては激悪な部類。

しかしコイツはエリミネーター
250SEが最高出力40馬力12500回転(レッド14000~16000)だったが、250V初期型(1998~1999)は最高出力38馬力13000回転(多分レッドゾーンはseと同じ14000~)。
最高出力とレッドゾーンの間が1000回転・・・・絞り出して絞り出してやっと。という感じだろう。

クルーザーの見た目なのに真骨頂は7000回転超えてから。特に10000回転~最高出力の13000回転までは官能的。脳汁大放出。燃費なぞ気にして馬力出せるか!!というバイク。
ふんぞり返ってドコドコ乗るのもいいけど、回しだすと楽しくなって猫背前屈みで乗るのが楽しくなる。
すぐステップ擦るのでリアを上げたら楽しいだろうが、『普通のネイキッドでいいじゃん』になるからやらない。

低い車体をなるべく傾けないようにインにずり落ちそうな乗り方(しかもイン側ステップから足浮かせて。ステップ擦ったら足挟むから)で乗るのが楽しい。

タコメーター無いので10000も回さない人が大部分では?という、ある意味訳が分からん所がまた「らしさ」を感じてしまう。タコメーター追加はお勧めです。
https://youtube.com/shorts/Rf1aPqmTblA?feature=share

トルクは無いかと思いきや以外に6速30km/hでもトコトコ走ってくれます。
マフラー変えるとドコドコ感が出るので回さず低回転ばかり使ってしまう位です。
youtu.be
youtu.be

でもちょくちょく上まで回さないとメインジェット詰まるのか調子悪くなります。

250にしては重い186kgですが、こいつ車格大きいんですよね。
旧エリミ250が250の割にコンパクトだったのに250vは逆に250最大サイズ。

さすがにドラックスター400と比べると細いですが全長はむしろ長い。
まず250には思われない大きさなので重量の割に軽く感じ、トルクもあり吹け上がりも軽く軽快に走れます。
(調子に乗るとすぐステップ擦るのでカーブは抑えて)

ブレーキは、今時のバイクと比べビックリするほど効きません。
フロントシングルディスクブレーキがもっさりで、リアのドラムブレーキは目一杯踏んでもロックしないしパッド寿命も長いので、速度制御スイッチと思って遠慮なく踏んでけ! と思ってます。

高速走行は100km/hで6速8500回転なのでゆったり感はありませんが、高回転でも振動が無いので苦にはなりません。

こいつのいい所は大きな車格と素晴らしいエンジンにつきます。
車格は、750ccで全長2380mmのNM4と並べてもエリミ250Vは2355mmでほぼ引けを取らない長さ。
フェンダーレスにして多少全長短くなってるのに↓


見た目では250という排気量を感じさせません。


エンジンは、旧エリミ250が高回転が野獣じみた豪快さで速度出す為にブン回す!という感じ。
250vは、気持ちよくシャープに吹け上がるのが楽しくて引っ張ってしまう感じ。250なので引っ張った割に速度出てないのもむしろ良いです。

クルーザーポジションと高回転エンジンのアンマッチさが嵌ると手放せなくなります。


◆最後に変更点
タコメーター=追加。小型用なので12000までしかなく13500まで回すと振り切れる。
https://youtube.com/shorts/Rf1aPqmTblA?feature=share
スピードメーターライトのLED化=暗かったので明るいT10エッジLED球へ交換。
・マフラー=KERKER/スパトラ/Wr'sを試したけどマンション駐輪場で煩いのはちょっと。スパトラにサイレンサー追加して皿4枚でなんとか・・・。
・テールランプ=スネークアイLEDに変更。ついでにフェンダーレス化。フロントのウインカーは純正がもげた(純正はラバー部が腐る)ので適当な社外品に交換。
・アンダーカウル=っぽいものは愛嬌。
・LEDヘッドライト=5000円しない5.75インチ。ニコマークっぽい。
サイドバック=左がデグナー、右はアマゾンの格安無名品。

・シート=ローダウンシート。表皮外してスポンジ削っただけ。-30mm位か。
・リアサス=-50mmローダウン。※現在はノーマル戻してる。
・USB=2.4Aデイトナ製追加。
・スクリーン(冬限定)=アマゾン格安無名品冬装備。体に風の直撃を割けるだけでも寒さが違う。
・ハンドルカバー(冬限定)+グリップヒーター(USB)=これとレバーにゴム板+テープ巻きで冬はグローブいらず。いや、薄手のするけども。

・フロントフォーク交換=インナーチューブ点錆でシール変えてもオイル漏れするので後期の黒いフォークに交換。
・フォークブーツ=インナーチューブ錆防止用にブーツを追加。
スマホホルダー=スマホでナビ用に取り付け。
・ETC=助成金使って1万円引きで取り付け。本体はシート下小物入れ内に格納。楽すぎてもう必需品。
スピードメーター照明LED化=余ってたのに交換。だいぶ明るくなった。
・バックレスト=純正オプション。気分で付けたり外したり。

      • 2022/11/25---

・ハンドルカバーをナックルバイザーへ変更
・スクリーンをx4用に変更

バイクについて

今回はバイク、といってもオートバイの方について。

2021年10月、10年ぶりに新たなバイク買いました。
といってもずっと250は持っていたのですが、近距離は自転車、長距離は車使うのでめっきりバイク乗る機会が減ってたんですね。
しかし車も長距離移動(30km以上)は月一程度しか機会がないので車のバッテリも毎回あがってしまい、前日に充電するのが面倒。維持費もばかにならないので自転車とバイクに絞ろうと。

しばし250と自転車併用だったのですが250は1998年式エリミネーター250vなのでいつ壊れるか不安という事も言い訳に増車となりました。
エリミは愛着が強く処分は出来ぬ。

という事で次回はエリミネーターの紹介など。