初めに、ここで書レイヤーの定義は下記です。
①ベースレイヤー(下着/肌着)
②インナー(下着の上に着るシャツ等)・・・コミネK-317はココに当て嵌まる。
③ミドルレイヤー(セーター/フリース等)
④アウター(ジャケット/ウインドブレーカー等)
コミネ12V電熱インナーEK317は性能的には完璧だが、
唯一の重大欠点を改良してみた。
◆EK317の特徴
・胸と背中に加え腕まで暖かく、12V車両給電でモバイルバッテリー残量などを気にしなくていい。
・生地が薄く着膨れしない。ピッタリ革ジャンの下にも着れる。革ジャンの下はコレと下着だけでも関東平野の冬は余裕。
・電熱グローブへ給電用のコード内蔵で12V電熱グローブがコード追加無しで使用可能。
・防風生地なのでジャケットからの隙間程度はシャットアウト。
しかし一つだけ重大な欠点がある!
◆重大欠点
スソ(着丈)が長い!!!インナーなのにスソ長すぎ。
163cm/59kmだが裾がほぼ股下に来るジャケット以上のスソ丈!!
おかげで操作スイッチは股下までビローン!!
俺の体形が特殊なわけじゃない(と思う)。
肩幅ほぼピッタリで電熱ウェアはウーマンL(メンズMより少し細身)を着用。
体にフィットした方が電熱の恩恵を受けやすいからね。
これでもメンズMより着丈1cm短いんだけども・・・
着丈長すぎ・・・・
インナーだよ?コミネさんインナーの裾こんなに長くする理由なに??
丈長めのジャケット着てもスイッチはジャケットの下に出るので電熱スイッチ操作性は良いとも言えなくもない・・・が弊害がある。
〇弊害
1.ジャケットからスソがはみ出て超カッコ悪い。
SHCOOTクラシックレーサー(白)とKADOYAブラックスター(黒)・・・
ショート丈ジャケットは絶対着れない。
つかロング丈のクラシックレーサーですらスイッチどころかインナーのスソ自体の方が長い・・・こういうモノ???
しかも細身ジャケットだとはみ出た分を押し込むような余裕はない。
2.雨でスイッチがカッパに隠れずビショ濡れ。
これだけ長いと、カッパ着てもスイッチがカッパの下に出てしまう。
結果、スイッチが雨に濡れ染みてきて腹全体びっしょりになる。(実話)
対策としてはスソとスイッチをカッパのパンツにインする事になるがスイッチ操作は不可能になる。
あまりに不便なので対策してみた。
2段階に分けて対策したので記録として残す。
◎対策=①段階
・前部以外をショート化。
近所のお直し家さんでショート化してもらった(2000円くらいか)
ファスナーとスイッチ部は切れないので前は残す。(切断部のカーブは湾曲させた方が良いとのことで下記の形状に)
そのままだとカッコ悪いけど、ショート丈ジャケットでも前部分を押し込めるようになった(短くする前は不可だった)。
ただ、気が付くと下にボローンしてたりするし、ジャケット着る度に毎回押し込むのが少し面倒だった。
◎対策=②段階
・前部もショート化。(前ファスナー付近で13cmほど短くした)
寸法はカドヤのブラックスターLサイズに合わせて決定。
毎回スイッチ部を畳んで押し込むのが面倒なので自分で切って縫った。
ファスナー部分だけは切れないのでそのままだがファスナー部のみなら簡単にパンツイン出来る。
スイッチは移植して横に移動。(電熱パンツとの誤操作防止の為。電熱パンツスイッチが前寄り/電熱シャツスイッチを横寄りに)
電熱シャツにあったコード収納用内ポケット&腹の左右ポケットは撤去。(インナーウェアのポケットなど使わん)
◎対策効果
・ブラックスターLサイズを着るとスソはピッタリ隠れ、青○部の腰にあるスイッチ出代も丁度いい。
指差しているのは電熱インナーパンツEK-113のスイッチ。こっちは短いんだよなあ···知らないうちに裾で押して強度変わってたりする。
Mサイズだと少しスソが出るが、この程度ならジャケットに押し込める。
・スソ長いジャケット着るとスイッチまで隠れスイッチ操作性は多少悪くなる。
・雨でレインウェア着てもスイッチ部分は隠れて濡れない。パンツインしなくていいので雨走行時もスイッチ操作可能になった。
・MA-1タイプのジャケットと合わせても、スソ自体はジャケットに隠れスイッチのみ出る感じで非常に良い。
だいぶスソが短くなったが防寒性はほぼ変わらん(インナーの裾が長くなければ寒いようなジャケットは持ってない)
これでどんなジャケットの下にも着れる完璧な電熱インナーになった。
カドヤ MAX−Wを着てもピッタリ!
(スイッチは正面側がパンツ、側面側がシャツ)
↓革ジャンのペイントはチャリブラさん
元々電熱用品に期待→電熱の発熱性能であって、防風性能はアウター、保温性はアウターとミドルレイヤーで賄うものだ。
つまり電熱インナーに保温性/防風性など不要なのよ。
もちろん防風性も保温性も無いよりはあるに越したことはないが必須機能じゃない。
それにより厚み増加で着膨れするとか、スソ出てみっともないというデメリットの方が大きい。
※防風/保温性を持たせた方が電熱の暖かさを感じやすく電熱強度を弱くできるのでバッテリー消費が少ないというメリットはあるが、12V車両給電のEK-317には関係ない。
電熱インナーEK-317は、ミドルレイヤーの保温性が不要な程に電熱能力高いので従来のミドルレイヤー代わりに使える。
※さすがに氷点下だと保温機能を持ったミドルレイヤーかアウターが必要。
ベースレイヤー+EK317+革ジャンだと電熱強なら走れるが長時間走行は辛い。
『暖かいのに薄い』=『暖かく着膨れしない』という素晴らしい商品だ。
①『十二分な電熱性能』
②『着膨れぜず見た目を良くする機能』
この二つが最大の商品性。
ポケットなど厚みとなるものは②を損なうので不要であり、
長いスソなど見た目を損なうものも②を損なうので不要なのだ。
付加価値つけた事で本来の性能を下げてしまっては本末転倒。
コミネさん、買い替える度に加工するの面倒なんで是非ショート丈タイプの開発をお願いします。