雨ニモマケズ

なんとなく自転車やバイク(オートバイ)なんかの話をグダグダ書いてます。ホンダNM4再販を願います。

ビンディングについて

ロードバイクに乗り始めた人がまず導入を悩むであろうパーツ。
スキーなら転んでも雪だがロードバイクアスファルト。しかも横には車も走っており、

「足がペダルに固定!?いやいやいや無理無理。」

と誰もが思ったであろうパーツ。



しかし、使ってしまえば

「ロードでフラットペダル?いやいやいや無しでしょ。」

と言う不思議パーツでもある。

導入に躊躇う方はまずSPDから試してみてほしい。


まずビンディングペダルには大きくマウンテンバイク用とロードバイク用で2種類ある。

■マウンテンバイク用(シマノでいうSPDペダル)
 山道を走るのに都合が良いようペダルの表裏両面で固定でき(表裏が無い)脱着が簡単。
砂や泥が詰まりにくい構造で悪路走るならこちら。
クリート(シューズの裏に付ける固定用のパーツ)がシューズの底に隠れて出っ張らず、
自転車から降りて走ったりもできる。

ロードバイク用(シマノでいうSPD-SLペダル)
 舗装路しか走らない。一度装着したら外す事は少ない。というロードバイク用。
軽量化の為固定構造がペダルの片面しかなく、裏表使い分ける必要がある。
ペダルを踏む面積が大きく楽。クリートも大きく、立つとつま先上がりとなり滑りやすく、
歩くこと等微塵も考えられていない。


つまり、一日走って降りるのは休憩だけ。しかもほぼ歩かない場合はロード用。
休憩時に観光したり、歩きが入る場合はマウンテンバイク用が向く事になる。
ロード用ビンディングで歩くならクリートカバーというパーツを持ち歩く必要あり(100mも歩くとクリートがかなり削れてしまうので)
ただし初心者は装着が簡単なマウンテンバイク用から入る方がいいらしい。
両方試したが、ロード用クリートは歩く時に気を使う。プラスチック製なので滑るのだ。
アスファルトならいいが、タイルだったりするとかなり危険なので注意が必要。
マウンテンバイク用は歩く走るはほぼ普通の靴のよう。クリートが金属製なので地面と当り多少カチャカチャ言うが滑るという事はない。


さて、今迄何種類か使ってみたので紹介してみよう。



SPD PD-M540(350g)+マルチクリート
 

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 初めて使ったビンディング
シマノのマウンテンパイク用であり、ペダルの両面にキャッチ構造があり適当に踏むだけで固定される。
ロードバイクで使う場合は初心者向きと言われておりとりあえずこれを購入。
脱着はカチカチと節度感があり小気味良く、適当に踏むだけで嵌まるのでまさに初心者向き。
クリートにはシングルリリースタイプとマルチリリースタイプの2タイプあり、シングルは回転方向に回さないと外れない。
マルチは斜め方向とかでも大きな力を入れれば外れるそうです。
走ってる時に引っ張っても絶対外れない気がする。
踏み心地は「SPDは点で踏んでる」というのが良くわかり、クリートを中心にグニグニ回る気がする。


LOOK Keo easy(250g)

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 ロード用ビンディングを使ってみたくなり、中古で安かったので購入(2000円くらい)。
シマノ/LOOK/TIMEの3社がメインの様だったのでどれでも良かった。
これはキャッチの固定力を変更できない構造で初めから非常に軽く捻るだけで外れる設定となっている。
軽すぎて意図せぬ処で外れてしまう時があり、慣れれば固定力調整出来るか、も少し固いものが欲しくなる。
ロード用なので片面しかキャッチ構造がなく反対側を踏むと滑って危険。
左足に体重乗せて踏んだ時に裏踏みしてしまうと脛をペダルに強打したりする。
急な上り坂で渋滞に遭遇すると、1発でキャッチ出来ない時は少し焦る。



LOOK QUARTZ CARBON Cro-moアクスル(230g)

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keo easyの片面キャッチが面倒なのと、 M540の左右350gに対して230gと軽い事から入手。ヤフオクで新品8000円くらい。
装着=ガチッ
外す=グニンッ(のあとに足を引っこ抜く感じでやっと外れる)

節度感など微塵も感じない。外すのが固く、足首を捻った状態で上に引っ張らねば外れない。 速攻で捨てようかと思った。
大抵外そうとするのはペダルの上死点なので、そこから上に引っ張るのは関節可動域的に力が入らない。
外せるようになるまでは本当に捨てようかと思った。
新品時は外すのが本当に固く、初めて付けた時は捻っても外れず困るが使用するうちに段々柔らかくなってきた。
慣れてからは踏み代大きく両面固定が楽なのが気に入り、一時期は全部QUARTZ になった。



LOOK QUARTZ(290g)

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QUARTZ CARBONが気に入ったので全部これにすべく中古で購入(2000円くらい)。
マイナーパーツのせいか中古だと安いので2セット(黒と赤)購入してしまった。
carbonと違いバネが柔らかく脱着が簡単。シマノSPDとどちらが初心者向けかと聞かれたら悩む。
新旧あるのか針金の形状が2種類あり280gと290gだった。



LOOK Keo CARBON Ti(198g)

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ロード用の踏み面の大きさを再度実感したくなり中古8000円くらいで購入。
軽いし固定力も調整出来るし非常に良い。走るだけならば(脱着を考えなければ)やはりQUARTZよりこっちの方が楽。
ロード用ビンディングの良いところはシューズもロード用の軽く固いものが使えるところ。
同じロード用でも、SPD-SL用とSPD用(ツーリングシューズ)では片側50g以上違います。
ペダルやシューズは重さより重量以外の部分を重視するのが一般的ですが、貧脚な自分には特に回転体の細かい積み重ねが効くので。
(例えばペダル50g+シューズ100g、リム50g+チューブ30g+タイヤ20gと、これだけ違ったら走行後の疲労感全然違います)



現在は中華にLOOK QUARTZ CARBON 、ピナレロにLOOK Keo CARBON Tiを使い分けています。
観光兼ねたポタリングは中華、通常走る時はピナレロでの使い分けって事ですね